PLAN例
実際に完成した住宅のPLANを公表することは、防犯の面でもプライバシーを守るという点でも依頼者には百害あって一利なしだと思っています。
ですからここでは実際には工事にいたらなかった計画案を紹介させていただきます。
それじゃー鎮魂歌と一緒じゃないかって?そう言われるとそうですが・・・^^;、
少し詳しく規模や予算なんかも載せておきますので、多少は参考になるかと・・・。
※このコンテンツ作成時からはだいぶ時間が経過していて、
現在(2016年)は建築工事単価はかなり上がっています。


CASE1
依頼者はご夫婦とお子さん2人の4人家族です。
テーマは宴会のできる家です^^。(冗談じゃなく)
土地柄来客は車が中心になるので、とにかく駐車台数をたくさん確保されたいという事と、
敷地ががけ地で西側の景観がすばらしいこと、
予算はやや厳しいけれども耐震性の面からも鉄骨造にしたいというのが重要要素でした。
形もプランも単純化して、鉄骨造であっても木造並みのコストを目指しました。
また、実面積は予算上からは絞り込まないといけませんが、
縦方向と外部方向への空間のつながりで、面積以上の広がりを感じられるように計画しました。
南側は隣地なので、上部からの採光のみを取り入れてプライバシーを確保し、
西側は西日対策をとりやすいように、低めでいて視線の抜けを考えた横長のはきだし窓にしています。
外部のデッキと一体利用で低いテーブルを設置し、夕日の中で大宴会ができたら楽しそうですよね^^。

折角の西側の眺めですから、お風呂からもどーんと見えるようにしてほしいというのと、
畳コーナーはご主人たってのリクエストです。
私はリビングを通らないと子供室にいけないという動線が好きです^^。
子供が帰ってきたら部屋に入る前に一度くらい顔を見たいと思いませんか?

よく納戸を部屋として設けますが、あれをやると通路分のスペースが無駄になります。
(プライベートゾーンもすっきり片付いてなければいやな場合は室にしたほうがいいと思いますが^^)
このプランでは廊下を収納の通路と共有させて床面積を有効に使っています。




一応外観のイメージも起こしました。ただただシンプルにしています。

CASE2
こちらもご家族はご夫婦とお子さん2人です。
ただ将来的には親御さんとの同居の可能性もあるということで、
将来的なエレベーターの設置スペースと同居用の個室を1階に設けています。
ご主人の趣味がいろいろとありまして、車やバイクをいじれる、
またカヌーも置けるような大きなガレージスペースがほしいということでした。
敷地は古い家が建っていますが、法的に色々と制約が多い場所で、
その規制をうまくクリアする形で3階建てを計画しました。
地盤が非常に軟弱で、支持層がかなり深いことから、
杭本数を減らすためにも鉄骨造で大スパン(柱と柱の間隔を大きくすることをこう呼びます)を飛ばす構造としました。
3階部分にプライベートスペースをまとめ、
2階は大きな一塊の空間として、階段を中央に配してダイニングとリビングをゆるやかに分割させています。
階段はよく廊下と一体化して居室空間から切り離しますが、
上下空間を繋ぐ事ができるし視線的にも完全に遮断するわけではないので、
建物面積が限られているようなときはもったいないですよね(空調の問題は残りますが^^;)。


大きなガレージは男の夢ですよね^^。
将来部屋数が足りなくなった場合はあきらめて半分ぐらいは居住スペースに提供するということで・・・^^。

家事動線はサークル状にしています。
それは同時に来客時の裏動線を確保することにもなると思います。



全体の面積が厳しいときは子供室を最小限で済ませるというのも手だと思います。
引きこもらないでリビングに出てきてもらいたいという願いもあります。

太陽からの日射量を季節の太陽高度で調整しようという日本家屋の軒先の考え方はすばらしいと思います^^。

近年鉄骨の値段が上がっているので、予算はちょっと高めで組んでます。
仕様にもよりますが実際はもう少し安くあげることも可能かもしれません。