箱階段の家-C邸     施工:原口建設

 集中BLOG連載「箱階段の家」の秘密
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この住宅は立地の利便性重視で選んだ30坪以下の敷地に、延べ床面積も30坪以下で計画しました。
箱階段というのは日本では古くからある下部を収納に利用した階段形式で、床面積が限られているときの先人たちの知恵です。普段使いでないものなどは小屋裏収納に置いておけばいいですが、よく使うものは壁面収納や箱階段に収納します。
敷地に余裕がなく住宅密集地であることから、1階は通風用の窓だけを設け、南東側採光は階段の吹き抜けを利用して2階レベルからとっています。準防火地域の場合窓の値段が通常の3倍はするという事情もあります^^;。
水まわりは全て1階に設け、LDKと繋がったり閉じたりできる客間は寝室に使うことで、将来は1階で生活を完結することも可能です。

 

三角形に見える軒部分は玄関庇と駐車スペースから玄関に至るまでの雨除けの意味があります。
またガルバではない塗装部分の汚れ防止にも役立ちます。
準防火地域であることからコスパを考えメインの外壁材はガルスパンにしました。

ガルスパンの表面塗装は今やフッ素樹脂が標準です。いい時代です^^。
 


1階床はウォールナットの無垢材です。幸運にも在庫処分セールで安価に入手できました^^。
テーブル天板もウォールナットですが、こちらは高級種のブラックウォールナットです。
同じクリア仕上げでもその対比が面白いですね^^。オイルもみんなで塗りました。
造り付け家具は扉を含めて同色にすることが多いですが、開口部の少ない1階で全て濃色に
してしまうと暗くなり過ぎるので(濃色が施主の好みではあります^^)、あえて明るいシナの木色を残しました。
 


手すりの色を赤で塗るというのは工務店の社長提案です^^
施主も施工も設計も、みんなで楽しんで作ることがいい仕事に繋がると思います
 


玄関のニッチに色を付けましょうとの提案に、「グラデーションで」というご要望でしたので
工務店の倉庫に眠っていた木質系の材料を貼ってもらいました。
左がナラの突板で、右上がシナ合板、右下がラワン合板。蜜蝋が塗ってあります^^。
 


客間や廊下は建具によってLDKと繋がったり閉じたりできます^^
一年のうちエアコン使う期間なんて半分もないので普段は広々と使いましょう
 
 

2階の床は杉板です。みんなで蜜蝋を塗りました^^。手すりにはネットを張る予定です。
2階の南側はルーフバルコニーなっていて、吹抜への日照が担保されます。また布団も干せます^^。
 
 

ベンチは完全オリジナルです。施主の中学時代の同級生さんが造ってくれました^^
背もたれは奥様の希望で付けています。座面の下には雑誌や新聞を入れておけます。
 
 

メインになる照明器具はダウンライト以外はレールだけが本工事です。
予算を節約するだけではなく自分で器具を選んで増やしていく楽しさも味わえます^^。

 
ちなみにダイニングチェアはトーネットNo14の東欧版です^^。
特別に無塗装のものを売ってもらって蜜蝋を塗りました
使い込むほどにいい感じになって行くでしょうね^^

 
1年検査に行ってきました^^
オープンな壁面収納を使いこなしてますね〜^^
カフェみたいです


玄関の自転車コーナー^^
ニッチの飾りも充実してました^^