はじめに・・・

さあ結婚もしたし子供もできたし、自己資金もたまってきたしそろそろ家を・・・。
なーんて人がまずどこへいくんでしょう?
マンション派なら住宅情報買って、新聞広告チェックしてモデルルーム巡りの旅へ・・・。
戸建派も大体同じですかね。モデルルームというより建売住宅巡り・・・。
既に土地を持ってる人や、自己資金がある程度あって戸建に惹かれる人は住宅展示場に行くか工務店行きですか。

悲しいですね。建築家はどこにも入っていない。
家を欲しい人→設計する人→建てる人
こんなの当たり前の流れなのに、日本ではものすごい特別な事みたいになってます。

家を欲しい人→建てる人→設計する人
これはまだいいですが、(コストが高くなる可能性がある。しかしながら本当のローコスト住宅を作れる可能性もある)
ひどいときは
家を売りたい人→設計する人→建てる人→売りたい人→家を欲しい人
だったりします。
これでは住まい手の満足するものが作れるわけがないでしょうね。

なんでこんな事になってしまったんでしょうか?

ハウスメーカーの営業努力なんてすごいですよね。
実際に当社の仕様ですとか言って家を建ててしまうんだから。(住宅展示場にだけど)
内容はともかくものすごいプレゼンテーションです。

それに比べて建築家の方々はどの様に建主にアプローチしてきたんでしょうか?
「素人はだまってなさい。」みたいな事いってきたりしてた部分も多々あったのではないでしょうか?

実際住宅の設計というのは金銭的にはきついものがあります。
労力は大きな建物に負けないくらいかかります(手を抜かなければ^^;)。
だからある程度の規模の設計事務所は個人住宅の仕事そのものを受けなかったりします。
もちろん純粋に建築を愛している建築家は事務所の規模が大きくなろうとも違います。
住宅は建築の基本であって、たとえ赤字が出ようともこいつをやらねば未来はないってなもんです。
で、勢い余ってというか思い余って施主をないがしろ・・・ということもあったのかもしれないですね。

他の人はどうなのか知らないですが、なにを隠そう建物を作っていくというのはかなり楽しいのです。
住宅のように建物を使う人が建主と同じというのはこれまた更におもしろいのです。
建主も業者や設計者にまかせっきりにしないで、もっと一緒に作っていくということを楽しんでもらえたら幸いだと思います。

是非これから家を手に入れようとしている人は(リフォームする人も)
選択肢の一つに建築家に設計を依頼するということを入れてみてください。
絶対損はないですって^^
建築家に設計を依頼するとお金が余計にかかるなんて誤解はいろんな人が説明してくれてますのでここではいうまでもないでしょう。
インターネットで検索すれば地元の建築家を探すくらいわけない筈です。
みつからないひとは私にメールください(笑)
マンション派の人は新築でもコーポラティブハウスという方法がありますから調べてみてください。

この敷地買いかなー?とか
建て替えたらどれくらいのものが建つかな?とか
コーポラティブハウスってなに?とか
建てる人→設計する人 の問題点?とか
ここのラーメン屋はうまいとか
なんでもいいからとりあえずメールください^^。