・建築基準法?の話
至上最悪の法律と弁護士の先生たちをうならせる建築基準法。難解です^^;。我々専門のものにとっても難解ですから、法律は専門であっても建築的な知識のない弁護士の先生には良く分からないでしょうし、一般の方にとっては全くちんぷんかんぷんでしょう。その響きはエスペラント語?アルベド語?全く日本語になっていません。眠れない夜は枕元に一冊建築基準法を置いておくことをお勧めします。
で、難解であるがゆえに色々と解釈が分かれるようなケースも出てきます。テレビ番組で弁護士が判決を予想するものがありますが、結構みなさん同じ法律にのっとっているにもかかわらず、解釈が割れますよね?同じことが建築基準法の世界でもよく起こっています。根性のある建築士や建主は裁判に打って出るということもありますが、大抵は建築主事という方々の判断に委ねられます。建築主事というのは一般の方には聞きなれない言葉だと思いますが、建物を建てるときに提出する「確認申請書」・・・あれがいいとか悪いとか最終的に判断する方々です。(あとは建築審査会とかもありますが)
で、もちろん高度な経験と知識をおもちなわけですが、そこは人間ですから、法文の表現があいまいな部分では判断が分かれたりもするわけです。
あっちではよくてこっちではだめというような話しは非常に困りますので、この建築主事の方々が集まって会議をされたりしているわけです(多分^^;)。日本建築主事会議?このあたりから情報が曖昧になってきます。なにせ情報が出てきません。我々も社会的な責任がありますから、決まったことには従います。しかしながらぜーんぜーん情報が伝わってこないんですこれが・・・。
その割にはある日突然「主事会議で決まりました。」といわれて昨日まで良かったものが今日からだめになってたりするわけです。まあ根本の法律が法律なので仕方ない部分もありますが、声を大にして言いたいのは・・・
「決まったことは知らせてくれい!!」
一体本当に法律を衆知させて守らせようと思っているんでしょうか・・・。もっときちんと広報してください。グーグルでひいたら決定事項が1ページ目に出るくらいにしてください。
・・・と書いたらすっきりしたのでこの話しはここまでということで^^;。
後日思い出しました。「建築物の防火避難規定に関する運用指針」!!こいつにも色々と法文の解釈についての運用規定がまとめられています。しかーし公的なものにも関わらずこのネット時代においてもどこからも参照できなーい。本屋で買うと税込み3,150円・・・。印税はどこへ行くんですか?闇ストックですか?懇親会費用ですか?海は死にますか?
「頼むからこれ以上建築の規則体系を複雑化しないでクレー!!せめてもっと積極的(無料)に広報してクレー!!!」
指導課でここに書いてあるでしょうってのは反則ですよホント・・・法律にもなってないんだから・・・ていうかどこまで法律?施行令まで?施行規則まで?施行細則は条例か?省令は?告示って何?通達って何?指針って何?例規ってなんだ?
そんなだから建築基準法(応用編)なんて本が出てしまうんだろうなきっと・・・。応用ってあなた化学じゃないんだから・・・。
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