仲居間の家-OK邸     施工:原口建設 プロデュース:FORZA

ご実家の建て替えで3世代(2世帯)住宅です。1階には車2台分のガレージが必要で、1階に水まわり(浴室・洗面・便所)と親御さんの居室を設けるとLDKまでは入りません。2階に若夫婦世帯のスペースを配してその中間(ガレージの上)にLDKを設けました。「仲」の漢字には「中」という意味もありますが、いつまでも仲良く暮らしてほしいという願いも込めています。
各所の狙いなどを「仲居間の家の秘密」にちょっと書き出してみたのでそちらもご覧下さい^^。


ガレージ奥の赤い壁は木毛セメント板にペンキで着色しています。
もともと敷地が道路面から高いため、アプローチ階段は結構段数があります。
将来の車椅子動線はガレージ内をスロープ化することで確保しました。


玄関の踏込は墨入りモルタルです。床フローリングはアフゼリアにクリアオイルです。
1階の奥が親御さんのスペースになります。


階段は蹴上げを白色とすることで踏板と明度差を付けて視認性を上げています。
1階の親御さんの居室からは半分だけ階段を上がったところにLDKがあります。


親御さん用にもミニキッチンを付けました。
畳の小上がりはベッド的な意味合いです。


LDKの床レベルは2段に分かれていて、片側からダイニングテーブルを掘りごたつのように使います。
ダイニングの照明はレールになっているので、施主が好きなものを選んで付ける事になっています(このペンダント照明は仮設だそうです^^;)。


LDKから更に階段を上がった先に2階があります。
手摺の黒色も壁とのコントラストで視認性が高いです。


朝の支度時に若夫婦が1階まで下りなくて良い様に2階にも洗面があります。
正面が開口になっているので洗面を使いながらもLDKを見渡せます。


実はLDKからは階段を使わずとも和室経由で2階に上がっていくルートもあります。
階段とあわせるとグルグルと回遊できるのです^^。


2階の奥には吹き抜けの壁面を利用した家族共同の本棚があります。
階段梯子は色々な位置に架け替える事が出来ます。


子供部屋の上はロフトになっています。
合板の表し床も潔くていいですね^^。


更に2階から半階上がればLDKの上、屋上に出ることが出来ます。
2階に居室がある場合布団を干す場所の確保が重要です。


L字の建物なので、敷地の奥には中庭的空間があります。
将来はスロープを付けることで、1階の居室に車椅子で出入りが出来ます。


外壁のガルバリウム鋼板はご主人のセレクトでグリーン系。
サッシの黒色との対比が良いですね^^。


外壁全てを同色にすると単調になりすぎるので、2色を貼り分けています。


基礎の高さは奥の敷地の地盤高さに合わせてあるので、
道路側から見ると高いように感じます。
でも車などでぶつける事を考えるとこの方が安心ですね^^。
(車が凹むより家が凹んだ方がいいという方は別として・・・)


手摺のどアップです。鉄っぽいでしょう^^。 

 
水切りはちゃんと水を切る。それでいて存在感は消す。でも大工さんは大変^^;。