HAKATA LANTERN
先日福岡市で、中州の川沿いに公衆便所を作るって言うデザインコンペがあったので、提出案を載せておきます。(落選ですけどね)
テーマはズバリ「公共建築のあり方」です。
形態的にデザインがかっこいいとか、管理しやすいとか汚れにくいとか、それはもちろん大切な話ですが(本当はそれが本来のコンペ趣旨なんでしょうけどね^^;)、今回言いたかったのはもっと根本的な話で、公共施設を作るにあたっては、作る過程でどんな形でも良いので周辺住民を巻き込んで一緒に作っていくしかけをすべきだと言うことです(まあ行政側にしてみればコンペの審査員に商店街の会長を入れてるとかそういうことなんでしょうが)。
できたときは美しくても時間とともに朽ち果てていく悲しい公共建築物をいくつも見てきました。
物は小さな便所ですが、そんな建物を増やしちゃいけませんよと、公共施設を作る側の人たちに伝えたかったわけです。
設計料がめちゃくちゃ安いので、とっちゃった方は大変だとは思いますが、業務的な赤字を覚悟の上で応募された建築家諸氏には敬意を払いたいと思います。
がんばっていきましょう^^;。
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